羽島南部パンサーズのブログ

2020年4月 新チーム結成!!岐阜県羽島市の南部地域で活動するジュニアバレーボールチームです。

必死さと執念〜中日旗決勝トーナメントの激闘〜

11月23日(木)

山県市総合体育館にて、中日旗決勝トーナメント(ベスト16)が行われました。

 

この中日旗争奪大会は、全国でも珍しい、男子の部・女子の部・混合の部の垣根を超え、岐阜県の小学生バレーボールチーム(約130チーム)のまさに頂点を決める大会です。

 

昨年は、準決勝で惜敗し3位だったので、今年こそは頂点を掴み取りたい大会でした。

そして、6年生にとっては、最後の県大会。

 

1名の体調不良者が出てしまいましたが、その選手の分まで頑張ろう!と、朝の練習から気合を入れ、とても充実した1日となりました。(昨年も思いましたが、最後は6年生全員で!という感情になってしまう大会です)

 

朝練をいつも以上に入念に行いました。なぜなら・・・

初戦の相手は男子の部で全国大会に行ったチーム。

そして、今年3回の県大会 男子の部3連覇 vs 県大会 混合の部3連覇同士の直接対決。

関係者の中では、おそらく、岐阜県最長身のスーパーエースを擁する相手チームが優勝候補筆頭だったはずです。

3:7くらいで不利が予想されていた状況でした。

ただ、強いチームにどうやって勝つのかを考えると、いきなりトップギアで初戦に入れるかという点が一つの大きなポイントでした。

選手たちは緊張していたと思いますが、自分たちの力を普段通りに発揮し、試合を常に優位に進めることができました。

試合前のミーティングも念入りに行いました。

 

試合は、相手のダブルエース対パンサーズのダブルエースの打ち合いとなり、予想していた通りとても厳しい試合となりました。

 

こちらのダブルエースや全員の粘り強いレシーブもあり、2-0のストレート勝ちで激闘を終えました。

 

予想でしかありませんが、相手チームは本調子ではなかったと思います。

相手のダブルエースのスパイクは強烈でしたが・・・。少し、パンサーズの準備や気持ちが上回ることができ、勝利に繋げることができたのではないかと感じました。

 

初戦をこの大会の「決勝」と位置付け、見事に勝利できた選手たちに拍手!!です。

本当に素晴らしい試合でした。ライブ配信の観戦・応援者も過去最高を記録しました。

 

準々決勝、準決勝と順調に勝ち上がり、とうとう決勝の舞台までたどり着くことができました。

 

相手は・・・・昨年度のこの大会で負けているチームでもあり、今年度「混合の部」の県大会 決勝戦で幾度と対戦してきたチームでした。

 

そして、岐阜県小学生バレーボール連盟が主催する「新人戦」「全国大会予選」「読売旗」「中日旗」の四大大会の完全制覇がかかった決勝戦でもありました。

 

 

お互いに、3試合を終え、体がやや疲れている状態の中、気持ちの面でどれだけ粘れるか・・・勝ちたい!という気持ちをどこまで保てるか・・・・そこが試合のポイントになると感じ・・・気を引き締めて試合に挑みました。

 

いつもながらですが・・・緊迫した試合展開となり・・・そして、フルセットへ。

毎回決まったように、フルセットになります。いいライバルチームです。

スタンドの応援席では、保護者が相手チームと肩と肩が当たる距離で、お互いのチームを必死に応援していました。涙ながらに祈っている保護者の方もいました。

これも、素敵な光景でした。

 

試合は、第3セットの流れを完全に握られ・・・・敗戦。準優勝という結果でした。

全国大会予選で負け・・・20分も30分も悔しくて泣いていた相手チームの選手たちの気迫、勝利への執念が完全に上回った結果だと思います。相手チームに大拍手です。

 

ただ!落ち込むことはない!!!県下全てのチームの中の準優勝。胸を張ろう!!

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悔しいと感じた選手は、もっともっと伸びていくでしょう!!

足が攣るなか、満身創痍で1点1点に執念を見せていたエーススパイカー

エースの負担を減らすため、必死のブロックと、高打点のスパイクを打ち込んだセカンドエース。

強烈なスパイクに飛びついて必死にレシーブをしていた選手。

自分の限界まで頑張れた選手の未来は明るいです。(先日、イチロー選手もこのような話を高校生にしていました。)

 

中学生バレーに向けて、ここから新たなスタートでもあります。

自分の可能性を最大限まで伸ばし、これからも頑張ろう!

 

また、イチロー選手の言葉を借りますが、

「今の時代は指導者が、昔ほど厳しくできない時代です。言いたいことも半分くらい我慢する時代です。自動的に一定レベルまで引き上げてもらえた時代は終わり、自分で目標を決め、努力し・・・努力し・・・目標を超えていかなければいけません。若者には酷な時代なんです。」

 

6年生の皆さんには、自分で目標を設定し、努力を重ね、その目標をクリアしていく人に成長していってもらいたいです。(スポーツも勉強も人間関係も)そうしないと置いていかれる時代なんです。

 

パンサーズ2期生。4大大会、優勝3、準優勝1。県内で最も成績を残せたチームです。

みんなの頑張り、コロナ禍の努力・・・苦しい時でも練習に必死に取り組めた結果だと思います。

「黄金世代」の県大会はこれで終わりました。

ちょっと寂しいですが・・・・新たな目標を自分で設定し、バレーボールを楽しみながら、技術や体力、精神力の向上を目指していってください。

 

 

試合に出たくても出られなかった選手。そんな中でも声が枯れるまで大きな声を出し続けてくれてありがとう。

 

帰りのコンビニにて・・・・

大会運営の中心的な役員の方と偶然に出会いました。

「パンサーズ、いい試合だったね〜」

「これからも岐阜県のバレーボールを一緒に盛り上げようね!」

と言っていただきました。ワゴン車の荷室には、大会で出た大量のゴミがいっぱい・・・。

本当に、こういう人たちによって支えられているんだな・・・と自然と頭を下げてしまう場面でした。(お弁当が1つ出るか・・・出ないか・・・ほぼボランティア)

 

さて!感謝の気持ちをもって、これからの練習、練習試合を頑張っていこう。

昨年度のこの大会は「3位」。今年は「準優勝」・・・・・

後輩たち!!

後に続こう!!!

 

本日も応援していただいた保護者の皆様。

ライブ配信で声援を送ってくれたパンサーズファミリーの卒クラブ生、保護者、関係者の皆様、本当にありがとうございました。